2004年 04月 26日
客観より主観? |
いや、客観データがいけない、ってわけじゃないですがね、
客観表現より主観表現の方が人の気持に響くんだなぁ、というお話。
# 実はこれ、以前にも書いたネタなんですが、前より少し情報を詳しめに書いてみました。
ソニー「QUALIA」というシリーズ商品を説明して、「買いたい?関心ない?」と5段階で質問する調査を実施したそうです。
# 面倒なんで、以下直接的な書き方をしていますが、私が調査したんじゃないですよ。
回答者をふたつに分けました。
スーパーオーディオCDシステムについては、どちらのグループにも同じ商品説明をして、トリニトロンカラーモニターについてはふたつのグループへの商品説明を次のように変えました。
Aのグループには
もうひとつのBのグループには、
その結果・・・
カラーモニターの購入意向についてAグループとBグループを比較すると、「買わない」という層が36%から30%に減り、「金銭的余裕があれば買いたい」と「興味はある」という層が増えていたそうです。
この傾向は、2つのグループに同じ説明をしたCDシステムの場合はそれほど見られないため、説明表現の差によるものではないだろうか、と。
この差について、統計的にどの程度検証されているのかはわかりませんが、言われたら、なんとなく納得しちゃいました。(^^;
いやいや、この納得しちゃったんで、ま、いいか、というのもまんざらいい加減でもないんですよ。
この話はまた今度。
客観表現より主観表現の方が人の気持に響くんだなぁ、というお話。
# 実はこれ、以前にも書いたネタなんですが、前より少し情報を詳しめに書いてみました。
ソニー「QUALIA」というシリーズ商品を説明して、「買いたい?関心ない?」と5段階で質問する調査を実施したそうです。
# 面倒なんで、以下直接的な書き方をしていますが、私が調査したんじゃないですよ。
回答者をふたつに分けました。
スーパーオーディオCDシステムについては、どちらのグループにも同じ商品説明をして、トリニトロンカラーモニターについてはふたつのグループへの商品説明を次のように変えました。
Aのグループには
新開発のブラウン管と合わせ、デジタル統合画像処理システムである“ベガエンジン”や、新開発のSFCデジタル・コンバージェンス回路など、最新の高画質技術を結集することにより、これまで再現が難しかった“漆黒”と“深紅”の色再現を可能にし、見る者の心に訴えるような映像・画像再現を実現しました。
QUALIA015 より
といういわゆる客観的な説明。もうひとつのBのグループには、
赤と黒が美しく出る130万円のカラーモニターを最初に見たとき、私には、すぐには差が言語化できなかった。 でも、2分くらい見ているうちに、突然わっとそのぐっとくる美しさが判って、そうしたら、横に置かれていた従来のモニターを見ることができなくなってしまった。という、開発に関係した研究者茂木健一郎氏が、個人サイトに書いていた完成品を最初に見たときの感想。
その結果・・・
カラーモニターの購入意向についてAグループとBグループを比較すると、「買わない」という層が36%から30%に減り、「金銭的余裕があれば買いたい」と「興味はある」という層が増えていたそうです。
この傾向は、2つのグループに同じ説明をしたCDシステムの場合はそれほど見られないため、説明表現の差によるものではないだろうか、と。
この差について、統計的にどの程度検証されているのかはわかりませんが、言われたら、なんとなく納得しちゃいました。(^^;
いやいや、この納得しちゃったんで、ま、いいか、というのもまんざらいい加減でもないんですよ。
この話はまた今度。
by PAN19335
| 2004-04-26 17:17
| 調査/評価