2005年 10月 01日
大前提を見直す |
情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会で、「場の雰囲気を感じさせるホワイトボード会議支援環境の提案」という発表がありました。
ここで言うホワイトボードは、ボードにみんながペンで書くというものではなく、参加者が各自のパソコンから書き込める電子黒板です。
どういう操作方法のものであれば、みんなが議論に参加しやすく、発言機会や量が均等になるか、という発表でした。
そこで興味深かったのが、その後の質疑応答。
質問者が投げかけたのが、
「ブレインストーミング(以降、ブレスト)もそうですが、そもそも全員が参加して議論をするのがいいという大前提が正しくないかもしれない。
みんなでブレストをするよりも、個人が作業して持ち寄った方が内容も効率も上だという実験結果もある。それでも、みんなでブレストするのは、『みんなでやった』『みんなで作り上げた』と言うためだろう。
こういうのはできる人がやればいいのだ。できる人が各人の発言を洗練させてホワイトボードに書くなど、できる人がコントロールして、できない人にできないと感じさせずに、参加したような気にさせる満足感を与えられるようなシステムというのが、CSCWのブレイクスルーポイントなのではないだろうか。」
ということでした。
そもそも、何のためにその機器を使うのか。
当たり前と思われてきたことをもう一度見直すって、言葉では普段言ってますが、なかなか具体的には気づかないものです。
それと、議論の進め方、ということでも考えさせられました。
ここで言うホワイトボードは、ボードにみんながペンで書くというものではなく、参加者が各自のパソコンから書き込める電子黒板です。
どういう操作方法のものであれば、みんなが議論に参加しやすく、発言機会や量が均等になるか、という発表でした。
そこで興味深かったのが、その後の質疑応答。
質問者が投げかけたのが、
「ブレインストーミング(以降、ブレスト)もそうですが、そもそも全員が参加して議論をするのがいいという大前提が正しくないかもしれない。
みんなでブレストをするよりも、個人が作業して持ち寄った方が内容も効率も上だという実験結果もある。それでも、みんなでブレストするのは、『みんなでやった』『みんなで作り上げた』と言うためだろう。
こういうのはできる人がやればいいのだ。できる人が各人の発言を洗練させてホワイトボードに書くなど、できる人がコントロールして、できない人にできないと感じさせずに、参加したような気にさせる満足感を与えられるようなシステムというのが、CSCWのブレイクスルーポイントなのではないだろうか。」
ということでした。
そもそも、何のためにその機器を使うのか。
当たり前と思われてきたことをもう一度見直すって、言葉では普段言ってますが、なかなか具体的には気づかないものです。
それと、議論の進め方、ということでも考えさせられました。
by PAN19335
| 2005-10-01 22:09
| 気持ちの持ちよう