2004年 06月 04日
人が発するアフォーダンス |
「アフォーダンス」という言葉があります。
アフォーダンスとは、モノがもつ形や色などが、そのモノをどのようにう使うのかををユーザに対して発している、という考えです。
インターフェイスに応用すると、初めて使う機器でも、なんとなく使い方がわかる、ということになります。
たとえば、「赤いランプが点滅しているので、何かトラブルが起こっているのだろうと思う」とか、「扉の取っ手が縦に付いていたら、蝶番を見なくても上下に開くのではなく、左右に開くことがわかる」とか。
この場合、モノがアフォーダンスを発しているわけですが、NTTサイバーソリューション研究所の人が、”人が発するアフォーダンス”という考え方を提唱しています。
たとえば、「時計を見る→早く終わりたいと思っている。」「会議で黙っている→特に意見がない。」などです。
が、人間のアフォーダンスが難しいのは、会議で黙っているのは意見がないとは限らず、意見を言うタイミングをうかがっているのかもしれません。
人間のアフォーダンスは、外に表現されていることだけでなく、その言動の元になる内部要因も考慮しなければなりません。
この論文では、コミュニケーションにおいて不足しがちなアフォーダンスをコンピュータによって生成、強調することによってもたらされる効果について述べられています。
私は読み違いもあったりするところが人間同士の深み(?)でおもしろいんじゃないかなぁ、と思うんですがねぇ。
あー、そういえば、同じような考え方を雑誌の恋愛ネタで見たことがあります。
「デート中に彼女(彼)がこんなしぐさをしたら、それは○○のサイン」とか。ほら、聞いたことあるでしょ。
そんな記事を読んだときには、「それ、信じてたら痛い目見るかもよ~。」なんて笑ってしまったくらいで、人間同士の深みがどうだ、なんて思わなかったんですけどねぇ。
アカデミックに語られると懐疑的になり、お遊び的に語られると受け入れやすい。
そういうもんですかね。
そういえば、昨日書いていた、「あまりマジになるとコワイのでおもちゃくらいがちょうどいい。」というのと同じかな。
アフォーダンスとは、モノがもつ形や色などが、そのモノをどのようにう使うのかををユーザに対して発している、という考えです。
インターフェイスに応用すると、初めて使う機器でも、なんとなく使い方がわかる、ということになります。
たとえば、「赤いランプが点滅しているので、何かトラブルが起こっているのだろうと思う」とか、「扉の取っ手が縦に付いていたら、蝶番を見なくても上下に開くのではなく、左右に開くことがわかる」とか。
この場合、モノがアフォーダンスを発しているわけですが、NTTサイバーソリューション研究所の人が、”人が発するアフォーダンス”という考え方を提唱しています。
ヒューマンインタフェース学会研究報告集(2004/6/7 Vol.6 No.3) P.7-11
たとえば、「時計を見る→早く終わりたいと思っている。」「会議で黙っている→特に意見がない。」などです。
が、人間のアフォーダンスが難しいのは、会議で黙っているのは意見がないとは限らず、意見を言うタイミングをうかがっているのかもしれません。
人間のアフォーダンスは、外に表現されていることだけでなく、その言動の元になる内部要因も考慮しなければなりません。
この論文では、コミュニケーションにおいて不足しがちなアフォーダンスをコンピュータによって生成、強調することによってもたらされる効果について述べられています。
私は読み違いもあったりするところが人間同士の深み(?)でおもしろいんじゃないかなぁ、と思うんですがねぇ。
あー、そういえば、同じような考え方を雑誌の恋愛ネタで見たことがあります。
「デート中に彼女(彼)がこんなしぐさをしたら、それは○○のサイン」とか。ほら、聞いたことあるでしょ。
そんな記事を読んだときには、「それ、信じてたら痛い目見るかもよ~。」なんて笑ってしまったくらいで、人間同士の深みがどうだ、なんて思わなかったんですけどねぇ。
アカデミックに語られると懐疑的になり、お遊び的に語られると受け入れやすい。
そういうもんですかね。
そういえば、昨日書いていた、「あまりマジになるとコワイのでおもちゃくらいがちょうどいい。」というのと同じかな。
by PAN19335
| 2004-06-04 18:17
| ユーザビリティ